森合 良至
人は日頃、自分自身を表現したり、他者へ伝達するための手段として「ことば」を多くの場面で用いています。ことばが自分と他者の双方を結びつける働きをしていることは言うまでもありません。
聖書は「ことば」について次のように記しています。
「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
この方は、初めに神とともにおられた。ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちていた。」
聖書:ヨハネ福音書1章1節~3節、14節
ことば=この方とは誰のことでしょうか?
神と同じくらいの存在ですが、神と区別される存在でもある方です。この方こそイエス・キリストです。イエスという名前には「主は救い」という意味があります。この方は神の救いをもたらすために人になりました。
イエスがもたらす救いは単に肉体的なものだけでなく、霊的なものも含みます。また人がイエスを信じることは、「神の子」として受入れられるという特別な存在となることです。
「神のことばはすべて純粋。神は拠り頼む者の盾。」(箴言30章5節)。
神のことば、イエスは聖くかつ変わることのない大きな愛で私たちを守っておられます。
「草は枯れ、花はしぼむ。だが私たちの神のことばは永遠に立つ。」(イザヤ書40章8節)
自然界の営みは有限です。しかし神のことばであるイエスが永遠なる方であるように、信仰によって私たちにも同じ永遠が与えられるの